うつで休職した話

体調と治療の記録

【断薬中のこと②】シャンビリが長かった

サインバルタ断薬中のシャンビリ

頭がシャンシャンし、体がビリビリする。通称シャンビリ

たいてい1か月もあれば治るらしいが、私の場合2〜3か月間悩まされた。

目を動かしたり、頭を動かすと、頭の中がぐわんって揺れた。手足など体の末梢を中心にずっとビリビリ痺れていた。経験したことのない体の異常に気力も削がれていった。

でも、断薬したての頃は、断薬できるくらいになったんだから自分は結構回復してるんだ、動けるようになってるはず、と思っていた。投薬中は結構元気に動けていたから、その調子で考えていた。実際は、動けていたのは薬の効果なのか自分の体調の回復のせいなのか分からないのに。

動けるものと思い込んでいた私は、シャンビリがマシな日には自分の気分の赴くままに色々行ってみていた。

例えば、友達と飲みに行ってみた(今考えるとオイ!って感じだが)。友達の元気そうで仕事も順調そうな姿を見て、私もすごく元気をもらった。この頃は体を動かすとシャンビリがしんどかったが、笑ってお酒飲んでる時は感じなかった。のでついつい飲み過ぎてしまった。

案の定、翌日は今までにないくらいダウンした。目はモノモライになるし、腰がありえない位痛かった。体はまだまだ疲れてるんだなと感じた。この月に来た生理は史上最強に辛かった。腰もお腹も痛すぎて何もできず、夏前なのに湯たんぽを抱えてずっと寝ていた。

楽しんだ翌日のダウンは結構メンタルに響いた。婦人科系をはじめ色々な体の不調が何倍にもなって出てくる。そりゃあ、自律神経も正常じゃないし、免疫も落ちてただろうし、運動もしてないから血流も悪いし、不調になるのも分かるけど。でも、このまま病気のオンパレードにはなりたくない。

この時期は、旦那が休日の朝ごはんから夕ご飯まで全部作ってくれた。ご飯を作ってくれるなんて結婚してから初めてだった。簡単なものだったけど、人が作ってくれたご飯ってこんなに美味しいっけ。

今後の2人のためにも、どう生きたいのか、どう働くか、よく考えないと。と思った。

 

今になって考えれば、断薬中にそんなに焦って動かなくても良かったと思う。

徐々に徐々に良くなっていくのだから、行動目標とか作って自分にプレッシャーをかけても、後から体に響いて凹むだけだった。ゆったり過ごしていれば、心身ともに安定した日々を過ごせただろう。でも、早く会社に復帰しないと、という気持ちがあって、私はゆったり余裕を持って過ごすことを自分に許せなかった。ここにもうつの原因になった「思考の歪み」の1つ、「すべき思考」があった。